医療脱毛と脱毛サロンどっちがいい？効果･痛み･料金などの違いを比較

脱毛を始めたいと思ったとき、「医療脱毛と脱毛サロンどっちがいい？」と迷うことありますよね。

そもそも医療脱毛と脱毛サロンの違いが分からないと、どっちが自分に合っているのか判断のしようがなかったりもします。

こちらの記事では、医療脱毛と脱毛サロンの脱毛の違いを、5つの項目で比較してみました。

医療脱毛と脱毛サロン、それぞれの仕組みも図解で解説しています。仕組みを知っていると、違いも理解しやすいです。

医療脱毛と脱毛サロンどっちがいいかわからなくて始められない～！という方は参考にぜひどうぞ。

医療脱毛と脱毛サロンどっちがいい？違いを5項目で比較

医療脱毛と脱毛サロンはどっちがいいのか、違いを次の5項目で比較してみました。

医療脱毛と脱毛サロンの違い：効果

医療脱毛	脱毛サロン
永久脱毛 効果を感じやすい	抑毛・減毛 期間がかかる

医療脱毛は医療レーザーで毛を生成する組織を破壊して毛を処理します。脱毛効果を実感しやすく、永久脱毛を行うことができるのが特徴です。

一方の脱毛サロンの光脱毛は、毛を生成する組織を破壊するのではなく、組織にダメージを与える脱毛法です。

脱毛サロンの光脱毛は、数回脱毛を繰り返すことで次第に毛が目立たなくなり、自己処理が楽になります。

脱毛サロンで永久脱毛を行うことはできません。

医療脱毛と脱毛サロンの違い：回数

医療脱毛	脱毛サロン
5回～7回前後	10回～15回前後

※回数には個人差があります。

回数はもともとの毛質や毛量などにもより個人差がありますが、医療脱毛のほうが回数は少な目、脱毛サロンはより回数を必要とします。

脱毛部位にもよりますが、医療脱毛は3回ほど施術を行うと効果を感じられるようになり、5回から7回程度で満足できる人が多くなります。

脱毛サロンの場合は、医療脱毛より回数が必要です。5回目くらいから毛が少なくなり、12回～15回前後で満足できる人が多くなります。

回数は絶対ではなく個人差があるので、標準的な回数は大体の目安にしましょう。

医療脱毛と脱毛サロンの違い：痛み

医療脱毛	脱毛サロン
痛みが強い 麻酔の使用可	痛みを感じにくい または痛みがない 麻酔の使用不可

医療脱毛は、強度の強い医療レーザーを使い脱毛を行うため、痛みを感じやすい脱毛法です。

痛みは個人差がありますが、医療脱毛はゴムではじかれたような痛み、我慢できないほどの痛み、と感じる人もいます。

特にVIOなどの濃い毛は痛みを感じやすく、医療脱毛を途中で断念する人も中にはいます。

痛みへの対策を行っている医療脱毛や脱毛サロンも多いです。なお、医療脱毛は麻酔を使用することができます。

脱毛サロンの光脱毛は、医療脱毛ほど強度が強くないので、痛みを感じにくいのが特徴です。

こちらも個人差がありますが、中には全く痛みを感じない人もいるほどです。

医療脱毛と脱毛サロン違い：料金

医療脱毛	脱毛サロン
1回当たり料金：高い	1回当たり料金：安い

クリニックや脱毛サロンにより料金は異なるので一概には言えませんが、医療脱毛の方が脱毛サロンより高い傾向があります。

ただ、医療脱毛は脱毛サロンより少ない回数で脱毛が完了する場合が多いです。つまり、トータルで考えると一概には言えない場合もあるということです。

医療脱毛と脱毛サロンでは、脱毛完了までに要する回数が異なるので、単純に料金の比較ができません。

料金の比較をする場合は、料金総額で比較する必要があることには気を付けましょう。

医療脱毛と脱毛サロン違い：毛質

医療脱毛	脱毛サロン
産毛：脱毛しにくい 白髪：脱毛できない	産毛：脱毛できる 白髪：脱毛できない(※一部できる)

医療レーザーは黒い色素に反応して脱毛を行います。

医療脱毛で産毛の脱毛は可能ですが、黒い毛に比べ効果を感じるまでに時間を要することもあります。また、医療脱毛で白髪を脱毛することはできません。

脱毛サロンでは産毛の脱毛が可能です。白髪はハイパースキン脱毛などが脱毛可能です。

脱毛サロンと医療脱毛 仕組みの違い

医療脱毛と脱毛サロンの脱毛は、いずれもメラニン色素に反応させて脱毛を行う点では同じです。

医療脱毛と脱毛サロンの脱毛は、毛を生成する組織へのアプローチのしかたが大きく異なります。

まず、医療脱毛は施術を認められた医療従事者が行うことができる施術で、永久脱毛を行うことができます。

医療レーザーでは、毛を生成する組織を破壊して脱毛を行います。

一方、脱毛サロンの光脱毛は、毛を生成する組織を破壊することはできず、ダメージを与えるにとどまります。

次の項目で、それぞれの違いを図解で詳しく解説しています。

そもそもの脱毛の仕組みから知りたい、という方はぜひチェックしてみてください。

さらに、毛の生えるしくみが分かると、脱毛についても理解しやすいのでおすすめです。

医療脱毛の特徴や仕組み

医療脱毛の仕組み

医療脱毛では、黒い色に反応する医療レーザーを照射すると、毛根に光が集中し熱を発します。

発生した熱が、毛を生成する毛乳頭や毛母細胞などの組織を破壊します。組織が破壊されると、毛は1～2週間ほどで自然に抜けていきます。

また、近年人気の蓄熱式の脱毛は、バルジ領域のみをターゲットにしています。

バルジ領域は毛根の浅い位置にあるため、従来のレーザーのように強いエネルギーを要しないのが特徴です。

医療脱毛の特徴

医療脱毛は、医療レーザーの力を利用して、毛乳頭や毛母細胞、さらにはバルジ領域などの組織を破壊して、脱毛を行います。

医療脱毛は、医療機関に認められているレーザー脱毛器を使用して施術を行う脱毛法で、医師や看護師などの資格を持つ人だけが施術することができます。

また、医療脱毛は強いレーザーを使用することから高い効果が期待できる反面、肌への負担を伴います。

医療レーザーは、照射する出力が非常に高く、その分高い脱毛効果が期待できます。

医療脱毛のメリット･デメリット

• 効果が高い脱毛
• 永久脱毛できる
• 痛みを感じやすい
• 肌への負担を伴う
• 料金が高い

脱毛サロン 光脱毛の特徴や仕組み

光脱毛の仕組み

光脱毛も医療脱毛と同様に、成長期の毛に照射を行います。光を照射すると、毛根内のメラニン色素が反応し熱を発します。

光脱毛の場合、毛乳頭・毛母細胞のたんぱく質が変性しダメージを受けます。

その後、10～2週間ほどで毛が抜けていきます。

光脱毛の特徴

光脱毛は、脱毛サロンで行われている脱毛で、フラッシュ脱毛ともいわれる脱毛方法です。

光脱毛の中にも種類があり、IPL、SSC、SHR、ハイパースキン脱毛などが脱毛サロンで行われています。

医療脱毛とは光の波長や強度が異なり、永久脱毛を行うことはできません。

光脱毛のメリット･デメリット

• 痛みを感じにくい
• 肌ダメージが少ない
• 料金が安い
• 効果を感じるまで回数が必要
• 永久脱毛できない

脱毛サロン ニードル脱毛の特徴や仕組み

針脱毛、またはニードル脱毛ともいいますが、電気脱毛のことを指します。

毛穴に細い針を挿入して、1本ずつ毛を処理する脱毛法で、永久脱毛ができます。

1本ずつ処理するので毛質や肌質を問わず、白い毛や産毛などの処理も可能です。

ニードル脱毛を行っている脱毛サロンは数多くありません。大手エステサロンですとTBCが有名です。

ニードル脱毛のメリット･デメリット

• 永久脱毛ができる
• 肌質・毛質を問わない
• 痛みを感じやすい
• 時間がかかる
• 料金が高くなりがち

毛が生える仕組み･構造と脱毛について

ふだん「毛」とか「ムダ毛」などと言って悪者にされている部分は実は毛の一部(毛幹)です。

毛が生える仕組みを知っておくことで、脱毛のしくみも理解しやすくなります。

ちなみに毛根には、毛球、毛母細胞、毛乳頭などがあります(下図参照)。

毛が生える仕組み

次々と毛が生えてくるのは、毛根の一番下の部分の「毛球 」にある「毛母細胞」が細胞分裂することで、毛を生成させているためです。

毛母細胞は、毛乳頭から栄養素を受け取って毛を生成させる細胞です。

バルジ領域は、発毛の司令塔ともいわれる役目を担っています。

医療脱毛や脱毛サロンで行っている脱毛は、これらの毛を生成する組織に働きかけることでムダ毛の処理を行っています。

皮膚の表面に見える毛を処理しても、次々と毛が生えてくるのは、毛乳頭や毛母細胞などの組織が残っているためなんですね。

毛の仕組みから、何となく理解できたのではないでしょうか。

脱毛のサイクルと毛周期について

脱毛は時間がかかり1回では終わらない、と聞いたことがあるのではないでしょうか。

毛は生えてから成長し抜け落ちるまでの周期(毛周期)があります。

毛周期は、成長期期1　→　成長期2　→　退行期　→　休止期、と繰り返します。

医療脱毛や脱毛サロンの脱毛は、黒いメラニン色素に反応させて毛を処理します。つまり、成長期の毛をターゲットにして脱毛を行います。

そのため、医療脱毛や光脱毛は、毛周期に合わせて脱毛のスケジュールを組む必要があるんですね。

医療脱毛と脱毛サロンの違いまとめ

医療脱毛と脱毛サロンの違いについてご紹介しました。

毛や脱毛の仕組みや特徴を知ることで、自分に合った脱毛を見つけるヒントになります。

あなたにぴったりの脱毛を見つけてくださいね！